口絵
化学繊維の話/新生児蘇生術
pp.5-12
発行日 1958年5月15日
Published Date 1958/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661910592
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春になると婦人の服装は目に見えて華やかになっていく.色も明るく,柄も派手にあるいは地味に,着る人の目はだんだん肥え,毎年毎年,新しく,そしてある時はかつて流つたものを再びくりかえして行く.しかし生地は,それこそ毎年どころか,季節ごとに化学繊維の新製品が生れ,衣料用ばかりでなく,各種工業用,漁業用ににまで進出している.この写真は東京のデパートで春にさきがけて開かれた「化繊」大会の一駒,“こんな化センが……”と言うのはもの古い.われわれは化学繊維をもう日常ごく自然に受入れ,使用している.化繊をどのように仕立てて行くかは看護学雑誌以外の専門誌に譲ろう.ここでは化繊をわれわれのすぐ身辺にある顕微鏡でのぞき,他の天然繊維と比較してみよう.
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