講座
小児科看護の特殊性
星野 菊代
1
1愛育病院
pp.18-21
発行日 1955年5月15日
Published Date 1955/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661909826
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各科看護学が向上しつつある途上で特に小児の看護を取り上げ,その特殊性を重要視するようになつてきたわけは大人と小供とは全く別途に老えて取り扱われなければ,ならないからにある。
かつて内科,小児科,などと小児の取り扱いは内科の一小部分ででも間に合うかのように考えられていたのもそう昔の話しではなかつたようで,その頃の小児が,せつかく産声を上げ,人々の祝福をうけながら多数夭折されていたことなどは小児の死亡統計を見てもうなずけることと思われる。
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