発行日 1954年9月15日
Published Date 1954/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661909628
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このY字型をした最も新しい分離派様式の病院が東京厚生年金病院である。昨秋完成し,すでに各科の診療も始められている。厚生年金病院とは働く人達や一般の人々が安心して治療をうけられるように,戦後全国に3カ所建てられたもので,このうち東京飯田橋にある東京厚生年金病院が日本でも最高の施設を誇つている。
この病院の特長は何といつてもY字型の建物にあるが,地下1階から屋上まで続くラセン廊下や,テレビも備えられた1階待合室,広いバルコニー,明るい大きなガラス窓,完全看護の諸設備など特に立派である。外来,入院患者に適切な医療と快適な入院生活が送られるよう,又看護の面からも働きやすいようにいろいろと心が配られている。
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