患者の訴えに対して
目のつかれと痛み
中泉 行正
1
1中泉眼科医院
pp.30-32
発行日 1953年7月15日
Published Date 1953/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661909365
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目の痛みというものは春には殊に多いものである。痛いという訴えに出合つた場合はその痛みがどこの原因から来るものであるかという事を充分に考えて原因をつきつめてからそれに対する処置を考えなければならない。
眼が痛いと云うとすぐそれでは眼をお冷しなさいというのではいけない。その痛みの原因が何であるかを探求することが第一に必要である。その原因がよくわかりさえすればあとの処置法は自らわかるもので治療は半分以上出来たことになる。治療法は今日はすべで省略して他日にゆずる事とする。
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