赤痢特集
赤痢の看護
長田 寿美子
1
1荏原病院
pp.13-16
発行日 1953年7月15日
Published Date 1953/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661909361
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病気の経過に伴う看護
患者の安靜
患者は有熱中は勿論解熱後と雖も当分のあいだ安静を守らせる。発病の初期には下痢が頻数のため,とくに排便は就寢のまま便器を使用させるが,甚しい場合,とくに老人や小兒には「おむつ」を便の回数の少くなるまで使用させ,患者用の2%クレゾール液の手洗は,患者の手のとどくところに置くようにする。軽恢後も安静にして,気持良く過させるようにつとめる。
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