発行日 1953年6月15日
Published Date 1953/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661907319
- 有料閲覧
- 文献概要
總じて此の記録は學生の極めて熱心な真じめな氣持から出たものであつて,自分の受持に對し如何なる主眼をつけ看護していくか,この最も大切な點を迷わずに着眼したことは,大變面白くよかつたことだと思いました。記録中にあらわれてくる申し分のない積極的な態度は嘉すべきだと思いますし,このような實行力があつたからこそ,この計畫が齋藤先生の平行しないものという危惧をくつがえすことが出來得たのだと思いました。
内容的な面でも今迄放任主義を念じていた母親を,極く短期な間にもかゝわらず思考を飛躍させ得たことは1,2,3,學年を通じて得た知識,技術が惜しみなく活かされた賜物だと思いますが次の點に少し不足があつたように思いました。
Copyright © 1953, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.