特集 患者を樂にするために
小兒科
時間的治療と安靜
pp.91-94
発行日 1952年12月1日
Published Date 1952/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661907195
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
菊池 投藥とか,注射とか,それと安靜に對する關係も大切だと思いますね,例えばペニシリン,近頃そんなことはなくなりましたけれども,昔は3時間おきとか,4時間おきとか,今は一日一回,せいぜい2回ですからいゝのですけれど,飮む藥とか,強心劑,醫者からのオーグーがでますね。4時間おきに一日6回飮ませるとか,注射は2時間おきにやるとか,そうすると子供には非常に苦痛になる。またかえつて安靜に逆になる。そういうふうな點が非常にむすかしいと思うのですが。
柴田 子供のいわゆる體の状態と,先生からのオーダーにずれがある。そのときどうしたらよいでしようか。それでお困りになつたことがありますか。
Copyright © 1952, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.