発行日 1952年2月15日
Published Date 1952/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661906993
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年に一度や二度位は大抵の人がかぜをひく。殊に晩秋から冬にかけての氣候の變り目には,多數の人達がかぜに罹る。それ程に日常經驗するので,その症朕も周知のように平凡であるが,これがかぜであると診斷するのは仲々六ケ敷い。それはかぜの病因論に議論があつて本態が確定しない爲であるが,一應かぜと呼び習わして居る上氣道炎の症状,豫防と治療法等を述べると共にかぜの病因論にも一寸觸れて見たい。
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