発行日 1950年8月15日
Published Date 1950/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661906694
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梗概
滿洲國に於ける痘瘡の流行は,傳染病撲滅上重大視されていた。非文化的な地方に發生することは,殊に痘瘡疾患に限られた問題ではないが,元開拓農村に屡屡流行した實例はある。生後3ヵ月にして痘瘡に罹患した例もあるので,春秋に亙り毎年生後3ヵ月以上の開拓民或は滿人等の佳民に種痘を施行したものである。
北海道の蝦夷時代の種痘史を參考にして見ると,醫學史上興味あるもので記述することにした。
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