発行日 1947年7月15日
Published Date 1947/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661906210
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戰後の窮乏した社會の生活状況は醫療にも著しい影響を及ぼし,入院治療の出來なくて自宅療養を餘儀なくされる患者が多い。
今私共の病院では止を得ない事情から,入院を必要とする患者を自宅においたまゝで,病院から醫師と看護婦が出張して,入院患者と同じ樣な治療と看護を實施する事を試みてゐる。昨今の世の中の状況から見ると斯の樣なことは他所でも行はれてゐることゝ思ふが,その際訪問看護婦或は巡囘看護婦はどんな働きをすべきものかと云ふ問題を解く一つの參考ともなるかと思ひ,左にいくつかの實例について私が實際に行つたり,教へたりした事をそのまゝ記録することにした。
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