フロントライン'99 情報化
看護界におけるインターネットジャーナル化の動き—『大分看護科学研究』がめざすもの
山口 真由美
1
,
草間 朋子
1
1大分県立看護科学大学
pp.846-849
発行日 1999年9月1日
Published Date 1999/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661905925
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誰でも投稿でき,無料で閲覧できる「雑誌」
わが国における最近のインターネットの活用にはめざましいものがある.とくに,WWW(World Wide Web)によって得られる情報は,想像できないほどの量で増えている.出版界においても,従来の紙に印刷された出版物だけでなく,電子出版物(電子ジャーナル)が数多く刊行されるようになった.情報関連技術の発展や,インターネットなど情報通信網の整備・高速化,あるいはLANに接続されるパソコン数の飛躍的な増大などが,これらの変化を助長・加速させている.
大分県立看護科学大学では,インターネットを活用して看護研究を推進していくために,インターネットジャーナル『大分看護科学研究』を1999年9月から刊行することとした.誰もが投稿でき,無料で全文を閲覧できる看護・保健領域の学術雑誌である.ここでは,看護界のインターネットジャーナル(オンラインジャーナル)化の動きとともに,『大分看護科学研究』の概要を紹介したい.
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