特集 ケアビジネス時代に広がるナース活躍の場
ヘルパー派遣事業で求められる看護婦
ホルム麻植 佳子
1
1(株)ビジケアサービス
pp.441-444
発行日 1999年5月1日
Published Date 1999/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661905833
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
看護婦のできることはたくさんある
2000年度からの介護保険制度の施行を前に,さまざまな領域でケアの専門家の必要性が高まっている.民間諸団体やこれから参入しようとする企業,また市民からの期待も大きい.そして,昨1998年秋の第1回介護支援専門員(ケアマネジャー)の実務研修受講資格試験に合格したのは,看護職がもっとも多かった.
在宅ケアの歴史が古く,養成された看護婦の50%近くが地域で働いている北欧などに比較するとまだまだの感はあるが,日本においても在宅ケアの中心的な担い手は看護婦である.日本においてはいまだ90%強の看護婦は施設内での勤務となっている.また特別養護老人ホームで働く看護婦もそう多くはなく,さらにそうした老人福祉施設で働く看護婦たちも,はじめは病院でないことに抵抗があるという.だが,働いてみると「楽しい」といい,在宅ケアで働く看護婦も「おもしろい」という.
Copyright © 1999, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.