特集 在院日数短縮と看護の関係
看護の工夫と在院日数短縮
チーム医療の一員として看護の現状を徹底的に見直した取り組み
山田 幾代
1
1東住吉森本病院
pp.1034-1037
発行日 1997年11月1日
Published Date 1997/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661905464
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はじめに
ここ数年,一般病院の生き残り策のひとつとして,「平均在院日数の短縮」が共通認識となり,おのおのの医療機関では在院日数の短縮に向けてさまざまな取り組みがなされている.
当看護部が「平均在院日数」という言葉と数値を身近に感じ,実際に在院日数短縮に向け,かかわりをもったのは,1991(平成3)年,基準看護特3類の取得のための取り掛かりだった.当時,当院の平均在院日数は34.1日であったが,特3類の取得要件は,在院日数25日.その差10日前後であった.しかし,この時点では7病棟のうち,特3類取得をめざす1病棟に限っての平均在院日数短縮への取り組みだったことと該当病棟が眼科病棟ということもあって,部分的な対策のみで25日という在院日数要件を可能にすることができた.
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