連載 臨床で研究に親しむ・9
レビューに活用した文献をどう表記するか
金井Pak 雅子
1
1国際医療福祉大学
pp.888-891
発行日 1997年9月1日
Published Date 1997/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661905432
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はじめに
前回までは,文献をどのように読み,そしてそれらをどのように文献レビューとしてまとめるかについて解説してきました.これまでの解説から文献を探す意義,そしてそれらをまとめることが,研究の前提として,また看護の知見の総括として,いかに大切なことか十分にご理解いただけたことでしょう.つまり,「どのような研究も,始めるにあたり必ず文献を探してみる」これが大原則です.
今回は,文献の総括として活用した文献を論文中,そして文献リストとして掲載する方法について解説いたします,探した文献の内容を論文中に入れる際には,必ずどの文献からなのかその出典を明らかにしなければなりません.それを怠ると著作権法違反となります.つまり,自分のオリジナルでない内容については,必ずどこからそれを持ってきたのかについて明記することが義務づけられています.その具体的方法には,いくつかありますが,今回は一般的に活用されている3つの方法について紹介します.
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