連載 [インタビュー]第一線に飛び出した修士ナースたち・14
患者と一緒に病棟を回り,回復過程を勉強できたならいいなと思う.
伊藤 道子
1
,
井部 俊子
1北里大学病院血液内科
pp.162-165
発行日 1994年2月1日
Published Date 1994/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904470
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微生物学教授が教えてくれた院内感染予防
井部 伊藤さんは,千葉大学看護学部を卒業された後,1年の臨床を経て北里大学大学院看護学研究科に進まれ,現在は北里大学病院に勤務されています.大学院で学ばれたあとそれまでの臨床経験と,大学院を出てからの看護に対する認識とでは,病院の違いはありますけれども,どのように変化されましたでしょうか.
伊藤 私は虎の門病院では手術室に勤務していました.そこでは清潔,不潔と区別しているわけですが,先輩に教わった通りのままという毎日でした.それが,大学院で感染について強いモチベーションの教育を受けてからは,手術室のようなシビアな環境じゃないですけれども,複数の患者さんを受け持って,その中では感染看護というのは確かにあるという思いが強くなりました.
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