連載 [リレーレポート]いきいき看護研究・1【新連載】
—第1回「神奈川県立こども医療センター」—子どもたちのために研究結果を日頃の実践にフィードバックして
田島 香代子
1
,
大熊 紀代子
1
1看護研究会
pp.928-931
発行日 1993年10月1日
Published Date 1993/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904375
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はじめに
神奈川県立こども医療センターは,1970年に開設した完全紹介予約型の母子総合医療・福祉施設であり,小児専門病院部門とともに肢体不自由児施設と重度心身障害児施設が併設されている.1977年には心の病を集中的に扱う精神療育棟(40床)が増設され,1992年には胎児ハイリスクを中心にした周産期医療部ができ,母性病棟(30床)を増設,現在は24の診療科,419床を有する施設である.
また,この他にも地域母子保健との連携,継続看護等の窓口になる指導相談室のあることと,敷地内に入院児が通う養護学校のあることが特徴である.特に指導相談室の保健婦,ケースワーカーとの連携は密であり,月1回の継続看護委員会における事例検討会や継続看護の追跡調査などの共同研究がいくつかある.
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