連載 カズのもっとカンボジア日記・1
塀の中の友人
崎間 和美
1
1アンコール小児病院
pp.889-891
発行日 2002年9月1日
Published Date 2002/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904048
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いよいよ3年目に突入です.わー,信じられないなあ.“いつまでネタが持つかな??”と心配していたのが昨日のようで,2年を終えた今でも書きたいことがたくさんです.3年目突入の記念に何かパーッとした楽しいお話でもと思っていたのですが,ある出来事が私の頭から離れず,この気持ちをみなさんへ伝えるには,今しかないと思いました.
ある出来事とは,21歳になるR君のこと.R君は,私がこのカンボジアへ来た3年前からご近所さんでした.また,彼はあるNGOでセキュリティガードとして働いていたので,ほとんど毎日のように顔を合わせる機会がありました.ところが最近見かけないので,R君と兄弟のようにして暮らした経験のある私の友人・チョムランに聞いてみました.チョムランは「仕事の態度が悪くてクビになったんだよ」と教えてくれました.
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