特集 危険な画像所見—ぬかりはないか? ②−循環器・頭頸部編
【循環器3】心拡大
徳永 智
1
,
豊 紘
2
,
宮坂 陽子
3
,
拝殿 未央
3
,
山原 英樹
3
,
木村 穣
3
,
岩坂 壽二
3
1恩賜財団済生会泉尾病院循環器内科
2関西医科大学附属男山病院内科
3関西医科大学第二内科・心臓血管病センター
pp.714-719
発行日 2002年8月1日
Published Date 2002/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904015
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はじめに
心拡大を考える時,第1には心ポンプ機能低下に対する代償機転としての心筋肥大から心拡大がある.第2には心室瘤や先天性心疾患,心臓弁膜症など疾患特異的な心拡大がある.また,心拡大を陰影として捉えた場合の心のう液貯留なども鑑別上問題となる.
本稿では,代償機転としての心拡大に焦点を合わせて,病態生理学的意義と看護とのかかわりについて概説する.
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