連載 白い恋人たちへの応援歌[私の病院探訪記]・9
キュアとケアの連携プレイ[2]—神戸市立中央市民病院ICU病棟
向井 承子
pp.840-843
発行日 1992年9月1日
Published Date 1992/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661900715
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心強く癒してくれる
神戸市立中央市民病院集中治療室.そこのナースステーションにしばらく座ってみた.目の前に,生命危機の状態にある患者たちのデータが,刻々と表示されていた.大きく揺れ流れる心電図などの光の波.頻繁に鳴り響くアラーム音…….
入り乱れて響くアラーム音を聞きながら,私は心落ち着かなかった.いま,この場に,何か緊急の異変でも起きているのだろうか——.
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