連載 自己創造講座[本当の自分を求めて]・7
和して同せず—和合しても同調するな
柳田 正臣
1
1柳田エンカウンター・ソサエティー
pp.928-931
発行日 1991年10月1日
Published Date 1991/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661900486
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自立について
私たちは何かに,あるいは誰かに寄りかかって生きています.それ故にその対象を失うと動揺して悲嘆に暮れてしまいます.
例えば,愛する恋人を失った時,愛する夫や妻を無くした時,その悲しみは一入(ひとしお)でしょう.ところが,その悲しみの程度というものは,自分自身がその対象に寄りかかっている程度に比例すると思うのです.
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