特集 精神保健法施行2年を迎えて
[対談]精神科医療・看護の新たな展開を求めて—精神保健法をめぐる諸問題と展望
浅井 邦彦
1,3
,
外口 玉子
2
1浅井病院
2福祉法人かがやき会
3日本精神病院協会
pp.650-659
発行日 1990年7月1日
Published Date 1990/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661900163
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本誌 精神保健法が実施されてこの7月で2年を迎えることになります.前回の精神衛生法の改定からすでに20余年が経過しておりますが,精神衛生法から精神保健法という名称の変更にもみられるように,内容的にもかなり大幅な改定がなされています.また,厚生省はこの法律が制定されるにあたって,「5年後を目標に最初の見直しを行なう」と述べたとも聞いています.
同法が実施されて1年半たちましたので,中間総括といった意味も込めて,精神衛生法から精神保健法へと変わったことの意義,あるいは問題点,そして次の見直しに向けての展望についても,率直なご意見をうかがえればと考えております.今回の同法改正についての意義と,どの辺が変更されたのか,浅井先生,簡単にご解説いただけますでしょうか.
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