特集 ストーマ長期管理
つくった後が問題だ。
なぜ、ストーマ長期管理なのか?
小林 和世
1
1若葉オストミーセンター
pp.6-8
発行日 2010年11月1日
Published Date 2010/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661101708
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術後余命の延長による課題
2008年の政府の患者調査をみると、直腸がん・膀胱がんは65~69歳に最も多い。手術療法や化学療法の進歩に伴い、術後の余命は長くなっており、今後さらに高齢なストーマ保有者が増加することが推測され、認知症などの精神的障害や、糖尿病や脳血管障害などによる身体的障害を併せもつストーマ保有者も増加すると予測される。このようななか、退院時に長期的視点に立ってストーマケアを提供することは、今後の重要課題といえる。
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