BOOKS in Review
『多飲症・水中毒 ケアと治療の新機軸』
藤野 智子
1
1聖マリアンナ医科大学病院
pp.60-61
発行日 2010年7月1日
Published Date 2010/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661101659
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精神科勤務経験がなくても、「多飲症・水中毒」患者への「かかわり」がわかる本
「多飲症・水中毒」と聞いて、なにを考えるだろうか? 筆者は、救命救急センターで多くの水中毒の患者と接してきた。救急領域で遭遇する水中毒の患者は、意識障害を主訴として来院することが多く、血液データでは電解質異常を示す。数日間の輸液管理を受けて元気に退院、もしくは精神科病棟へ転棟していく姿は、救急領域で見る独特の光景かもしれない。
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