連載 見えないものが見えてくる「臨床感染症」とのつきあい方・1【新連載】
ようこそ!感染症ワールドへ
今村 顕史
1
1都立駒込病院感染症科
pp.354-357
発行日 2007年4月1日
Published Date 2007/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661100600
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この世は肉眼では見えない菌やウイルスに満ち溢れています.
これまでは,菌やウイルスを微生物学で,抗菌薬を薬理学で,感染症の名前を疾患別に勉強してきたと思いますが,それらをトータルで“感染症”として学ぶ場が少なかったのではないでしょうか.そのため学校などで個別にしっかり習ってきたはずの知識が,いざ現場で感染症と向かいあったときの対応とうまく結びついていないのではないかと感じてきました.
ここ数年SARS,狂牛病,新型インフルエンザなど感染症についての話題が新聞やテレビでも増え,院内での感染も大きな問題になっています.そんな今だからこそ,あなたのもっているその知識を“現場で活かせる”知識にするために「臨床感染症」としてお話ししていこうと思います.
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