特集 モチベーションが上がる看護研究の始めかた
自分たちの研究を発表するということ―院内から学会発表へ飛び出そう
松本 志保子
1
1市立島田市民病院 集中治療室
pp.333-336
発行日 2007年4月1日
Published Date 2007/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661100595
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はじめに
看護研究というと,忙しい臨床では「苦手意識」が強く,なかなか取りかかれない現状があると聞く.私は,臨床看護師として自分が行なってきた看護をまとめ,学会で発表することで多くの人に聞いていただき,さまざまな意見や質問をいただいて,さらに看護を振り返る機会としてきた.
現在,集中治療室で勤務をしているが,ここでも「研究的視点」を大切に看護を展開し,スタッフは自らの実践をまとめて発表している.そういった組織風土が看護の質を高めることにつながるといっても過言ではない.
本稿では,自分たちの看護をまとめて発表することが,その後の看護,ひいては看護界全体にどう活かされていくのかについて述べたいと思う.
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