連載 Check & Step Upシリーズ 剤形別くすりの知識・8
外用剤④―吸入剤
山田 安彦
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1東京薬科大学薬学部臨床薬効解析学教室
pp.1128-1132
発行日 2004年11月1日
Published Date 2004/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661100564
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吸入剤は,少量の薬を肺・気道に直接作用させるので,全身への影響が少なく,内服薬に比べて安全な治療が期待できる剤形です.しかし,使用法により効果や副作用に違いがでる可能性がありますので,注意が必要です.
吸入剤は,喘息の治療などに繁用される剤形で,副腎皮質ステロイド,抗コリン薬,交感神経刺激薬,抗アレルギー薬等の薬剤が市販されています.各々の薬物群で,目的や使用上の注意が異なります.本稿では,吸入ステロイド剤について概説します.
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