特集 今そこにいる認知症の人たち 病院内で困らないための理解と対処の仕方
認知症高齢者のケアマネジャーが病院・施設の看護師に求めること
山岸 千惠
1
,
六角 僚子
1
1茨城キリスト教大学看護学部
pp.1005-1009
発行日 2005年10月1日
Published Date 2005/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661100212
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認知症高齢者に対するケアマネジャーの仕事
認知症ケアは「これまでの暮らしの継続」が大前提である.もちろんケアマネジャーもその理念に沿ってアセスメントからケアプラン作成,サービス利用,モニタリングとケアマネジメントを遂行している.
ケアマネジャーの役割としては,①アセスメントとプランニング,②ケアマネジメント,③調整機能,④相談機能,⑤権利擁護機能,の5つが挙げられる.病院や施設の看護師の役割と大きく異なり,地域で暮らすという生活環境下でのさまざまな機能運営に携わるのが仕事である.具体的には,在宅での暮らしをアセスメントし,暮らしに沿ったプランニングを行なうことや,さまざまな事業所や職種とケアカンファレンスを行ない,共通理解を図ることである.
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