ニュース・プラス・ワン
指針のない日本の先端医療,研究者まかせでいいのか?
根本 悦子
1
1出会いの医療をつくる会
pp.6-7
発行日 1995年1月25日
Published Date 1995/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611903350
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一段と加速する生殖技術
妊娠・出産に関わるニュースが,去年も多かった。日本では,1992年に実施された体外受精で生まれた赤ちゃんは,2600人を超えた。この数字は1991年より100人近くも上回り,加速度的に増えていることがわかる。
また,顕微鏡で兄ながら人工的に授精させる不妊治療法である「顕微授精」の中でも,高度な技術が必要な「卵細胞質内精子注入法」によって,国内で初めて妊娠・出産が成功している。
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