特集 第26回ICMウィーン大会
大会参加記
I'm a Midwife!助産婦であることの幸せに酔いしれたICM大会
佐藤 香代
1
1フムフムネットワーク
pp.669-673
発行日 2002年8月25日
Published Date 2002/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611902932
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あこがれのウィーンへ
2002年4月13日,歴史と芸術の都ウィーンに私たちフムフムネットワークの一行は,到着した。フムフムネットワークとはご存知の方もいるだろうが,Fukuoka Midwives,Female & Male=FM2とも表記する。福岡の元気な助産婦の集まりだが,ウィーン大会に出席するため「フムフムツアー」を組んだのである。ICMの前にチェコを堪能し,その後にウィーン入りをした。
ウィーンはあいにくの小雨で足早にタクシーに乗り込む。英語が通じずしばし沈黙が流れたが,気を取り直し昔習ったドイツ語の単語を並べてみた。と,とたんに運転手がのってきた。これがドナウ川で,ホテルから会場までは徒歩10分。食事はあそこの展望レストランがお勧め。身振り手振りの会話だったが,コミュニケーションはバッチリ。ウィーンの人は温かい,そんな予感をさせる夜だった。ホテルに着くとロビーやバーは活気に満ちあふれていた。なかで,助産婦はすぐにわかる。独特のオーラが出ていて,互いの波動が共鳴しあうのだ。皆熱い想いをぶつけるように話している。開会式の明日を楽しみに心地よい眠りについた。
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