連載 りれー随筆・209
助産院で産む
阿部 かおる
pp.350-351
発行日 2002年4月25日
Published Date 2002/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611902863
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待望の妊娠
私は助産婦になって8年間,産院や総合病院の混合病棟で働いてきました。自分自身の待望の妊娠がわかったのが,一昨年の夏。お産はどこでしようと考えたとき,職場の先輩から「研修で行った黄助産院(東京都杉並区)がアットホームでいいよ」と教えられ,見学に行きました。
助産院の暖かい雰囲気が心地よく,そこでお産をした人の体験記も読んで,私は「もう,絶対ここでお産がしたい」という気持ちになりました。毎回,院長の杉山先生をはじめスタッフの助産婦さんと色々なお話をしたり,お腹を触ってもらうことが楽しみでした。発見もたくさんありました。特に食事に関しては目からウロコで,当時,病院で外来の妊婦さんに保健指導をしていた私にはとても参考になり,役立つことばかりでした。
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