特集 助産婦の100年—世紀を超えるもの
[対談]日本助産婦会と日本看護協会—歴史と課題
渡部 尚子
1
,
岡本 喜代子
2
1日本看護協会
2日本助産婦会事務局
pp.1044-1048
発行日 2000年12月25日
Published Date 2000/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611902544
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渡部 お久しぶりです。今日はお話の機会がもててうれしいです。まず最初に,2つの会の設立当初からの歴史について紹介することから始めましょうか。
戦前は産婆,看護婦,保健婦の三職種がそれぞれ独立した職能団体をもっていましたが,終戦直後の昭和21年に「日本産婆看護婦保健婦協会」として一緒になり,看護職の唯一の職能団体になりました。GHQの支配下にあった昭和23年に保健婦助産婦看護婦法(保助看法)が制定され,産婆が助産婦に名称変更するなどがあり,昭和26年には「日本看護協会(以下,日看協)」と改称して今日に至っています。
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