--------------------
助産婦界の歩み—看護協会総会及び日本助産婦会より
pp.51
発行日 1957年6月1日
Published Date 1957/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611201286
- 有料閲覧
- 文献概要
今年は日本看護協会が創立10周年,日本助産婦会が創立30周年を迎え,協会では4月21日から3日間日赤本社,都体育館で,助産婦会では5月6,7両日日比谷公会堂でそれぞれ皇后さまの御出席の下に記念式典を行いました.日本の助産婦55,300人はその所属のいかんを問わず,改めて自分たちの仕事の再検討と,今後の在り方の熟考とをするよい機会であつたようです.
式典では皇后さま始めあいさつした方は一様に人間の生命の最初の瞬間を扱う仕事の重大さと,最近とみに発達した医学による母子衛生向上とを強調しましたが,それは他人の口を借りるまでもなく,皆さん方が十分知つていることです.しかし,あまりにも毎々聞かされているために,仕事の重大さはともかくとして,技術の向上という点については,患者の側からも,社会全体としても今以上に希望する点が多いことも事実でしよう.
Copyright © 1957, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.