特集 助産婦たちのグループ・プラクティス
助産婦クループ『サンバ』:グループで毎日幅広く電話相談を受ける
木村 和子
1
,
木下 純子
1
,
木村 泰恵
1,2,3
,
木村 泰代
1,3
1助産婦グループ『サンバ』
2やすらぎの森
3木村助産院
pp.39-43
発行日 2000年1月25日
Published Date 2000/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611902326
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はじめに
京都市伏見区で開業しているわたしたちは,新生児訪問事業に関わる中で,核家族や少子家庭で育った母親,育児経験の乏しい母親,育児支援者がいない等,家族の養育機能の低下を感じていた。そして,こうした問題に開業助産婦としてどのように関わっていこうかと模索してもいた。
地域で活動する助産婦は,ひとりでは組織力もなく情報も不足がちであり,一人ひとりが暗中模索状態になりがちである。そんなわたしたちは,ひとりではなくグループを結成すれば,お互いの情報交換や共に学ぶことで,より専門性を高められると意気投合した。そして,相談業務ではグループになることで,より多くの情報を利用者に提供することができると考え,電話相談をグループで受けることにした。
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