特別寄稿
日本小児科学会100周年を迎えて—子どもの健全育成は社会の要求
前川 喜平
1,2
1慈恵会医科大学小児科
2第100回日本小児科学会学術集会
pp.589-594
発行日 1997年7月25日
Published Date 1997/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611901746
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はじめに
21世紀を目前にして,第100回日本小児科学会学術集会ならびに創立百周年記念式典が,約4000名の参加者を得て,新装なった東京国際フォーラムにおいて1997年(平成9年)4月18〜20日に開催された。2日目の創立百周年記念式典は皇太子殿下,雅子妃殿下の行啓を得て盛大に開催された。
日本小児科学会の前身の小児科研究会は1896年(明治29年)12月,日本橋偕楽園において発足した。当時の会員は107名,第1回研究会の参加者はわずか22名であったが,現在は会員数1万6千,17分科会を有する大学会に成長している。
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