特集 自由な分娩体位—寝ないお産の達人になる
その実際・3 医療とフリースタイル出産
pp.642-643
発行日 1996年8月25日
Published Date 1996/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611901529
- 有料閲覧
- 文献概要
内診
1.四つん這い姿勢での内診
まず,上下の感覚が逆になりますから,手の甲を上にして挿入します。体内では,子宮口が肛門のほうへ逃げています。普通に内診指を入れていけば,子宮壁しか触れません。
しかし子宮口が6〜7cm開大になれば,子宮口の辺縁には触れるようになります。そこで,子宮口辺縁から恥骨までの距離を測ります。もし全開大(10cm)なら,この距離は0cmのはずですから,たとえば,恥骨までの距離が3cmならば,10-3=7cm開大とします。
Copyright © 1996, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.