特集 「助産士」を考えよう
助産士を容認するにはもっと話し合いを
朝比奈 順子
1
1お産&子育てを支える会
pp.577-579
発行日 1996年7月25日
Published Date 1996/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611901510
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はじめに
私は長く助産婦として仕事をしてきたが,ここ10年間は子育てと主婦に専念,いつのまにか50歳という歳を迎えた。しかし,今また自然の成りゆきで再び地域の助産婦として活動を始めたばかりである。まさか自分が再び助産婦の仕事をするとは思ってもいなかった。やっぱり助産が好きだったのであろう。いまは少しずつ家庭分娩をしながら,地域助産婦のあり方,助産婦のあり方を模索しているところである。そんな私にとって「助産士」問題はたいへん気になるところであり,否定的な立場からの私見を述べ,助産婦の将来についてみなさんと活発な議論を交わしていきたいと願っている。
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