特集 今日の助産婦外来
施設内開業助産婦をめざして—諏訪マタニティクリニックの助産婦外来
長澤 綾子
1
,
飯田 玲子
1
,
稲葉 智子
1
,
林 智代
1
,
鮎沢 幸枝
1
,
浜 正子
1
,
伊藤 ひろみ
1
,
佐々木 真澄
1
,
野口 琴代
1
1諏訪マタニティークリニック附属助産婦卒後研修センター
pp.104-111
発行日 1996年2月25日
Published Date 1996/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611901413
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はじめに
近年の少産化傾向は,分娩に対して,より安全性と確実性を求めることに拍車をかけています。現代では分娩はほとんど施設内でなされるようになってきました。それにともない,助産婦の働く場所も地域から施設内へと移行し,現在では約79%が施設内助産婦として活動しています。
助産婦は正常の妊娠・分娩・産褥に関してその分野のスペシャリストであり独自にかかわれます。しかし,施設内では妊娠から分娩までほとんどが医師によって主導され,助産婦としての本来の活動が行なえない状況にあり,助産婦は産科看護婦の状態にあるといわざるをえません。
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