研究・調査・報告
新生児の目の拭き方—助産婦の認識調査を通して
山下 典子
1
,
杉本 みつ子
2
,
森田 治枝
2
,
伊藤 洋子
2
,
池田 知恵子
3
,
坂根 環
3
,
大石 洋子
3
,
上岡 洋江
3
,
鳴 千賀子
3
,
松浦 真奈美
3
1広島県立広島看護専門学校助産学科
2広島県立三次看護専門学校
3広島県立三次看護専門学校臨床看護学科
pp.977-982
発行日 1994年12月25日
Published Date 1994/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611901154
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はじめに
最近,核家族化が進み,育児技術について,医療関係者や育児書に頼る人が多くなっている。そうした状況下,助産婦の指導や育児書の内容が異なっていると褥婦は混乱する。
私たちは,新生児の沐浴時の目の拭き方について,解剖学的根拠から,目尻から目頭へ拭くことが適切であると指導している。しかし,実際には目頭から目尻に拭く助産婦もいる。そこで,私たちはまず目を拭く方向について看護系雑誌や育児書などの文献検討を行なった。その結果,目を拭く方向には2種類あることがわかった。
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