特集 妊産婦の権利と助産婦
妊産婦の人権を守る—南生協病院産婦人科のとりくみ
青山 さとみ
1
1南生協病院産婦人科
pp.465-471
発行日 1993年6月25日
Published Date 1993/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611900816
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南生協病院のおいたち
1959年9月26日の伊勢湾台風の折,当南生協病院のある名古屋市南部は甚大な被害を受けました。全国の医師や医学生がかけつけてくれ,その献身的活動に地域住民からの信頼が集まり,住民と共に民主的医療機関をつくろうという機運が高まり,当院の前身ともいうべき診療所ができました。
この診療所は,協同組合の設置によるもので,地域の組合員,患者と職員が協同で運営し,医療・健康活動の強化を目的とするものでした。やがて,他の地域にも組合員が増え,新たな診療所の建設が行なわれ,1976年に,いくつかの診療所のセンター病院として南生協病院が設立されました。
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