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特別記事
スキン・ツー・スキン—西ヨーロッパのカンガルー・ケア
SKIN TO SKIN: Kangaroo Care in Western Europe
宮本 律子
1
,
Gene Cranston Anderson
2
1三育学院短期大学
2フロリダ大学(母子看護学)
pp.594-598
発行日 1992年7月25日
Published Date 1992/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611900613
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カンガルー・ケアについて
近年,胎児または新生児の能力について多くのことが明らかにされつつある。人間の諸器官は胎児期からすでに機能し,胎児は多くのことを感じとっており,対人関係の基礎が築かれ始めている。
また,生まれた後の刺激は重要であり,人間の健全な成長・発達にとってに可欠なものである。子どもは愛情のある話しかけ,皮膚の接触,暖かみ,授乳などを通して,その後の発達の基礎となる基本的信頼を学んでいく。特に皮膚刺激から多くのことを感じとり,皮膚刺激そのものが基本的な欲求の1つとなっている。
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