特集 第22回ICM学術大会
インタビュー:海外からの参加者に聞く
ブラジルの助産婦は産科専門看護婦—日系3世のツネヒロさんに助産婦事情を聞く
Maria Alice Tsunechiro
1
,
藤原 美幸
1サンパウロ州立大学看護学部
pp.57-60
発行日 1991年1月25日
Published Date 1991/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611900245
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南米では,スペイン語の助産婦のMatorona(あるいはPartera)は,一般的に無資格の出産介助者(TBA)に対して使われている。病産院で,日本などの助産婦のような業務に携わっているのは看護婦(Enfermera)か,あるいは看護教育のうえに産科専門の教育を受けた産科専門看護婦(Obstetora)である。Obstetoraは助産婦と言ってもいいのであるが,看護婦の枠内てあるという考え方が大勢でもある。そして,その数は少ない。
このような背景があって,南米でICM加盟国は3か国のみである。今大会には加盟国のブラジルと非加盟国のペルーから各1名の参加があった。あまり情報のない南米における看護教育事情などを,『ブラジルのサンパウロ州における助産婦教育』を発表された,アリス・ツネヒロさんに話していただいた。
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