今月の話題
アクティブ・バース・セミナーに参加して
斎藤 京子
1
1聖路加国際病院
pp.787-790
発行日 1989年9月25日
Published Date 1989/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611207695
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近年,日本でもさまざまな分娩方式が取り入れられ始め,妊産婦の間でも妊娠.出産に対する関心が高まりつつある。今のところラマーズ法がその関心の大部分を占めるが,以前に比べて「私はこの方法でお産をしたい」とか「妊娠中はこんなふうに過ごしたい」という希望を持つ女性がかなり増えてきたように感じる。現実に,私たちにとってケアの対象者がそのようなニーズを持っているのならば,ケアをしていく助産婦はそれに対応できるべく知識・技術を蓄えている必要があるだろう。そんなことを日々感じるようになっていたとぎ,「アクティブ・バース・セミナー開催」の印刷物が目に止まった。正直なところ,アクティブ・バースとはいったい何なのかもよく知らずに,とりあえずセミナーに参加してみた次第である。
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