海外文献紹介 ハイリスク・ペアレンテイング—アセスメント・ツールを中心として・2
父親行動のアセスメント
押尾 祥子
1,2
1母性看護学研究会
2聖路加看護大学
pp.954-958
発行日 1985年11月25日
Published Date 1985/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611206758
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先月号では,High Risk Parentin:NursingAssessment and Strategies for the Families atRisk, Suzanne Hall Johnson, J.B.LippincottCo.,1979.の第1章・母親行動のアセスメントを紹介させていただいたが,今月は第2章・父親行動のアセスメントについて紹介させていただこうと思う。
先月号の母親行動の例のなかには,非常にアメリカ的で,日本では見られないような行動もあって,異和感を覚えられた方もあるのではないかと思う。この本の著者ジョンソンもくり返し書いていることだが,何が適応的で,何が適応的でないかは,その文化・個人・状況によって大きく影響を受ける。したがって,自分の臨床のなかで,1つ1つの行動について確かめてゆくことが必要となる。
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