インターホン
育児と助産婦職との接点を求めて
青野 みね子
1
1浅野産婦人科
pp.520
発行日 1983年6月25日
Published Date 1983/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611206260
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私は現在32歳,昨年七五三をむかえた2人の子持ちの助産婦である。今,地域の一開業医でパートとして働いており,仕事の内容は,主として産婦の分娩・産褥期の指導である。
私は,助産婦学校卒業後4年間,総合病院で働き,第1子出産後,看護学院に移り,"教育"という仕事にはじめてとりくんだ。臨床とはうってかわって,学生を前にしてとまどうことばかりだったが,学生をうけもった以上は,なんとかやりこなせねばと,必死で3年間つとめた。この3年間は,自分の力不足ばかり感じる毎日で苦しかったが,今考えてみると,"いろいろなものの見方,考え方"があるということを知り,貴重な経験をした時期だったと思う。
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