特別寄稿
人工妊娠中絶是非の歴史的背景
大林 道子
pp.1011-1016
発行日 1982年12月25日
Published Date 1982/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611206136
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10年前に審議未了のまま廃案となった優生保護法改正問題が,また政治日程に上っている。その経過,政治的意図,改正に伴う結果の予想,医学的見地からの問題点などについては多く論じられている1)ので,この小論では,日本での中絶への姿勢・考え方をふり返って見,また,比較的新しく,人工妊娠中絶がモラル上の論争となった合衆国の中絶是非の意見の一部を紹介してみたい。
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