分娩監視装置とデータの読み方・6
症例解説[2]—分娩時の記録
室岡 一
1
1日本医科大学産婦人科
pp.441-444
発行日 1982年6月25日
Published Date 1982/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611206033
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今回は分娩時の胎児心拍数図の判読を述べる.この場合も妊娠時の判読法と全く変りない.とくに注意すべき所見はlate deceleration(遅発一過性徐脈),variabledeceleration(変動一過性徐脈),とくにsevere variabledeceleration(高度変動一過性徐脈),そしてvariability(細変動)の消失で,これらが合併して現われた場合はfetaldistressがかなり重症となって,出生時,児の蘇生もむずかしくなる.
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