特別企画 母乳哺育指導の新たな胎動
当院における母乳哺育指導の実際
母乳栄養確立のために母乳哺育指導の内容を充実—三重大学病院産科病棟
一柳 きみ子
1
1三重大学病院産科病棟
pp.702-705
発行日 1979年10月25日
Published Date 1979/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611205617
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1.当院の概要
三重大学医学部附属病院は,三重県の庁県所在地,津市の中心部より北に位置し,東には伊勢湾を望み,西には国道23号線が走り,交通の便もよく,自然環境に恵まれたところにある。当病院は昭和48年10年1日に県立より,国立に移管され,ベッド数725床を有し,三重地域の最大の総合病院として,その期待も大きく,果たさねばならない役割は重い。
当産科病棟においても地域母子保健の一端を担っていく責任を感じ,助産婦業務に,また地域に密着した保健指導の充実をめざし努力している。その一つの具体策として,昭和52年より当院においても母乳栄養の確立を図るため,母乳哺育指導を実施しているので,ここにその実情を報告してみたい。
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