助産婦の仲間を訪ねて・27
—北海道北見・中村産婦人科医院に働く青木恭子さんの場合—北寒の個人医院に飛び込んだ新卒助産婦
青木 恭子
1
1北海道北見・中村産婦人科医院
pp.106-110
発行日 1978年2月25日
Published Date 1978/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611205335
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ある日,私の出身校である北海道立衛生学院助産婦科教務の紹介ということで,原稿執筆の依頼状が舞い込んだ。該当する欄といえば,経験豊かな,自分の目的を成し遂げた,あるいは成し遂げつつある諸先輩の記事が多い。けっきょく,助産婦科設立以来15年,初の個人医院への就職という依頼主旨にもとづき,私自身のためのレポートという意味でお引き受けした。
誰でもが同じであろうところの,右も左も判らずに学窓を巣立ちながら,自分なりの理想・助産婦像に向けて試行錯誤し,その可能性に1歩でも近づきたいと努力し,あるいは焦燥したこの1年間,私の勤務している中村産婦人科医院の現状を紹介しながら,綴らせていただくことにする。
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