特集 地域と母子健康センター,その今日的問題点
母子を中心として地域の健康を守る—岐阜県・川島町母子総合センターの場合
pp.287-291
発行日 1976年5月25日
Published Date 1976/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611205037
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
1.川島町の概況
川島町は,濃尾平野の中央,岐阜市の東南約10kmに位置し,岐阜・愛知の県境を流れる木曽川の南派川と本流,および本流と北派川に囲まれた,大小2つの島からなる砂質土壌の平坦地で,大きい島は東西6km,南北2kmの卵形に近い形をしている。町内には黒松林の緑が豊かで,自然環境に恵まれた美しい町であった。
人口は7,055,世帯数1,588(昭和50年4月末)で,わずかずつ増加しているという。主産業は,撚糸・織物など繊維の零細な家内工業で,全世帯の約8割を占めており,専業農家はほとんどない。
Copyright © 1976, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.