連載 新生児のみかた新生児訪問指導のコツ(最終回)
未熟児の家庭保育 その14
大塚 昭二
1
1賛育会病院母子保健館小児保健部
pp.40
発行日 1967年3月1日
Published Date 1967/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611203362
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新生児訪問指導員である○さんが訪問の際に役立った例の本は,新生児に関する一般的な知識からはじまり,未熟児の家庭保育の指導の部分を最後に全部終わりました.その最後の頁は未熟児が生まれたときの病院(未熟児収容施設)および保健所への連絡についての注意と家庭保育に対するまとめでした.
自宅はもちろんのこと,産院(小施設)および助産所などでも未熟児が生まれたら,異常の有無にかかわらず,できるだけ早く保健所に連絡する必要があります.また異常があればすみやかに収容施設に移送する方法を講じます.そのためあらかじめ最寄りの未熟児施設を知っておくことは便利です.そのうえ産院および助産所は未熟児の出生の有無にかかわらず,日常絶えず密接な連絡をとっておきますと,緊急の際には好都合のことがあります.
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